■ヤマサキオサムのBlog - 新体制でやりたいこと

新体制でやりたいこと

カテゴリ : 
アニメ監督ひねもす日記
執筆 : 
ヤマサキオサム 2011-2-15 3:44
[JAniCA会員通信2/14号]でご存じの方もいらっしゃると思いますが、私は2月27日の総会でJAniCAの次期理事に立候補いたしました。
会員通信は字数制限(400字)があったので補足しつつ、ここに所信表明をさせていただきます。

◆所信表明◆
『改革新時代〜アニメ制作者全体の地位向上のために』
 私が次期JAniCAで行いたいことは3つあります。

:若手アニメーターの労働環境の改善。
本年度、文化庁より受託した『若手アニメーター育成プロジェクト』の 更なる継続を目指す。
それにより組織の社会的信頼を増し、対外交渉力を身につけ、若手アニメーターの経済的な環境の改善に結びつける。

:ベテランから若手への知識・技術の伝承。
未来のアニメ業界を支える若手を組織的にバックアップすることで、 それを指導するベテラン勢の雇用を生み出す。また、ベテラン勢の優れた技術を継承するために、今まで行われていた“絵コンテ・パース講座”などを継続する。さらにこれらを一般や企業などにも積極的にアピールし、講師などの仕事として繋げていく。当然それに見合った対価をお支払いできるように執行部を上げてサポートする。

:新たなビジネススタイルの開発とアニメ業界の新たなルール作り。
デジタル化、ネットワーク化に伴う時代の変化に対応するため、国や関連企業と協力し新たなビジネススタイルを構築していく。具体的には、桶田弁護士がアニメ部門のコーディネータとなっている文化庁事業『メディア芸術・コンソーシアム構築事業』(現在すでに進行中)に引き続き協力し、業界の新たなルール作りに結び付けていく。

以上、3項目を具体的な目標とし、日本のアニメーション文化の発展に寄与していきたいと思っています。

すべてに流れる基本ポリシーは“働いた人に 正当な報酬を”
そんな当たり前のことさえなされていないこの業界に、地道に一歩ずつ、新たなシステムを提案していきたいと思っています。

(若手の困窮する生活環境を思う時、私の中でだぶる人が居ます。希望を胸に上京したものの、30代で天に召されたかつての仲間Kくんのこと。あの時の無念の思いは私が動く動機のひとつになっています。
真面目な(弱い立場の)人間にしわ寄せがいく構造は、バランスがとれているとは思えず、なんとかすべきだと思っていました)


これらの主旨に賛同して下さり、今回立候補を表明してくれた5名をここにご紹介したいと思います。
私はこの方々を心から信頼しています。もし、彼らと共に新執行部体制を築くことができたら、アニメーターを取り巻く環境の更なる改善が推進できると思っています。

井上鋭氏
主な作品:『人狼』 『猫の恩返し』 『電脳コイル』 『MONSTER』 『スカイ・クロラ』 『パプリカ』 『ポケモンアドベンチャー02』 『メトロポリス』など
井上俊之氏
主な作品:『AKIRA』 『魔女の宅急便』 『MEMORIES』 『千年女優』『電脳コイル』 『スカイ・クロラ』 『攻殻機動隊』 『パプリカ』など
笹木信作氏
主な作品:『新世紀エヴァンゲリオン』 『もののけ姫』 『平成狸合戦ぽんぽこ』 『耳をすませば』 『鋼の錬金術師』 『魔法少女まどか☆マギカ』 『SDガンダム』 『ケロロ軍曹』など
杉野左秩子氏
主な作品:『崖のうえのポニョ』『鬼神伝』『名探偵コナン 』『魔女の宅急便』『おもひでぽろぽろ』『NARUTO‐ナルト』『紅の豚』『河童のクゥと夏休み』など
森田宏幸氏
主な作品:『ぼくらの』 『猫の恩返し』 『電脳コイル』 『パーフェクトブルー』 『イノセンス』 『ゲド戦記』 『ドラえもん』 『魔女の宅急便』 『ホーホケキョとなりの山田くん』など

(五十音順)

トラックバック

トラックバックpingアドレス http://www.janica.jp/club/modules/director/tb.php/19