■ヤマサキオサムのBlog - アニメ業界が動きだしている

アニメ業界が動きだしている

カテゴリ : 
アニメ監督ひねもす日記
執筆 : 
ヤマサキオサム 2011-2-22 23:32
昨日、『メディア芸術・コンソーシアム構築事業』第二回監督・アニメーター分科会が
六本木ヒルズで開催されました。

【第二回 参加者】
庵野秀明氏(監督・アニメーター)
神村幸子氏(アニメーター)
後藤隆幸氏(アニメーター)
高橋良輔氏(アニメーション作家)
谷口悟朗氏(監督)
鶴巻和哉氏(監督・アニメーター)
前田真宏氏(監督・アニメーター)
ヤマサキオサム(監督・アニメーター、JAniCA代表理事)  ※五十音順


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16時から3時間に渡り、活発な意見交換がなされました。
今後のアニメーター・演出およびアニメーション業界全体の発展振興のための仕組みづくりに関して、様々な意見が出されました。
アーカイブ・人材育成・国際化・それぞれの問題に対し、すぐには明確な結論が出せるわけではありません。

けれど、何十年も放置されていた事態に皆で問題提起できるようになったこと。これこそが画期的なのだと思います。
“新たなルール作り”への模索がついに始まった気がします。
改革新時代に向け手ごたえを感じた1日でした。

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さて、この『メディア芸術コンソーシアム構築事業』をはじめ、文化庁事業『若手アニメーター育成プロジェクト』などでJAniCAが大変お世話になっている桶田弁護士に対して、最近さまざまな噂がたっていることは皆さまごぞんじのことと思います。
それらは信憑性が不明確のままネット上で拡大しており、どれも根拠のない誹謗中傷で大変悪質だと私は思います。

桶田弁護士は、2008年8月10日、芦田前理事長のもと第一回会員総会にて、正式にJAniCA
の監事に選任されています。(会則の採択と共に、理事会を構成する理事6名と監査理事1名がこの時選任されています。下記JAniCA会員通信をご覧ください)

「会則の採択、会員種別及び理事会の構成について」
http://www.janica.jp/press/JAniCA08-08-18.pdf

この時から正式に監事となられた桶田弁護士の具体的なアドバイスにより、JAniCAは少しずつですが実績を積むことができました。前執行部時代から現在まで、何年も仕事を共にした仲間を今ごろになって、しかも前執行部が正式に選任した監事に対し、「会員資格がない」「自称監事」「離職を勧告する」と主張するのはどういうことなのか、井上俊之さんも書かれていましたが、私も理解に苦しみます。

「現役理事の声明」ドニカブログ2011年1月5日
http://donica.blog136.fc2.com/page-1.html

また『若手アニメーター育成プロジェクト』における報酬に関しても、悪意の感じられる噂が流されておりますが、こちらも事実とは異なっています。
ネット上で『予算見積もり書』の高額な数字のみがひとり歩きしており、その見積書自体も、事業に未着工の段階で作成された物であり、どこからか漏えいされたようです。(当時の担当者の管理責任も問われるところでしょう)

当時理事でなかった私はこの件を精査するために、先日の理事会(2011年2月19日)にて、ふくだ理事、高林理事(その『予算見積もり書』策定に同意した旧執行部時代から議決権を持つ方々です)に確認してまいりました。
詳しくは2月27日の総会でご説明しますが、監事に対して不正や過払いなどはされておらず、全く問題のない事案でした。

この金額設定は簡単に言えば、アニメ作品を担当している“プロデューサーの仕事”を想像していただくとわかりやすいかもしれません。複数の作品を担当する場合、すべての作品が仕上がるまでの1年間の仕事量を、時給換算では算出しづらいものです。
しかし、文化庁に提出する見積書には単価ベースで細かく書かねば予算の申請はできません。そこで「一般的tな弁護士費用と照らし合わせ、実労働時間を“圧縮”して書かざるを得ない」ことを桶田弁護士は伝え、芦田前代表および各理事が承認したのち、文化庁に提出されたのです。

その試算表記の経緯を伏せたまま、単価の額面だけを問題視する主張には、悪意さえ感じます。
(文化庁事業の収支に関しては、会計検査院の審査を受け、文化庁担当者に正式に公開の許可を得たのち、3月後半ごろ皆さまにお伝えできると思います)

桶田弁護士は、現在も『若手アニメーター育成プロジェクト』をはじめアニメーション業界の地位向上のために1日の大半を費やし、睡眠時間を削って動いてくださっています。(詳しくはまだ判りませんが、実働時間を時給に換算したら数百円になってしまうと思います)
アニメーション業界のために、と各所と調整して下さる志はプライスレスであり、もはや時給換算などできないことです。

こうした事実を知ろうとせずに、(あるいは知っておられるのに伏せたまま)“疑惑”という風評を広める一部の方々が居る事を大変遺憾に思っています。

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