■ヤマサキオサムのBlog - 最新エントリー

17日(日曜日)に無事に総会を完了しました。

議事録が公開されますので、詳細はJAniCAホームページにてご確認下さい。

その中で、私はこの二年間JAniCAの代表理事を務めてまいりましたが、テレビシリーズの監督作業と劇場作品の監督作業が同時進行しており、物理的に代表職を続ける事が難しい事もあり、井上俊之理事に代表就任していただく事が正式に決定いたしました。

つきましては皆さんの、更なるご支援をお願い申し上げます。

今年度も『若手人材育成事業』をはじめ、アニメーターや演出家の環境改善に向けたプロジェクトを進めて行きたいと思っています。

その一つが『絵コンテの著作権』に関する権利獲得です。

 下記はまだ私の私見ではありますが、中国や韓国のアニメ会社から自国のアニメ製作のために、日本の絵コンテ製作技術だけを欲して、発注してくるようになってきた昨今、絵コンテの著作権は国を挙げて守るべき知的財産権だと強く感じる事が度々有ります。

では、現在映像作品に関する著作権はいったい日本ではどうなっているのか?

映像作品(ここではあえて映画とは言わないでおきたい)の製作には金が掛かる。
 特に自主制作ではない商業作品に関して、プロデューサーや監督は数千万〜数十億円の予算を投資として集め、回収、さらにはそれによる利益を生み出すことを求められる。
 その意味で言えば、我々がやっている事は証券マンが行っている投資ビジネスと変わらない。
プロデューサー的な仕事もする自分としては、1970年に行われた映像著作権に関する法改正は、投資側の立場から見れば理にかなっているように感じる。

多くのクリエーターが関わる映像作品において、映画そのものに対する著作を参加した関係者が個別に権利主張を始めたら、いろんな意味で資金回収が困難になってしまう。
そこで、製作の幹事会社が映像の権利をまとめて管理するのは、投資側としてはある意味で出資しやすいのだ。
それに、映像製作の主体が監督に有るか?プロデューサーに有るのかに関しても、作品によってその比重は随分異なるように感じる。

しかし、監督として自分の名前や実績で作品が売られていたり、批評されることを考えれば当然、私も作品に対して権利主張したくなる。

特に最近、アニメーションの世界では中国や韓国が自国で作品製作を始め、日本のアニメ制作のノウハウを使って世界展開を目論み始めている。
中国も韓国も、企画、脚本に関しては実写製作と共通する部分であり、実写のプロデューサーや脚本家がその部分を担当できる。
作画以降の物量処理のノウハウも日本アニメの下請け経験によって人材が育っている。

しかし、絵コンテやデザインと言った基本設計の部分は、これまで日本でほとんどを創り込まれ、後工程の受注しか行われてこなかったために、中国や韓国ではまだ人材が育っていないのだ。

そこで最近、これら近隣諸国から絵コンテやキャラクターデザインのような、設計工程のみが日本に逆発注されるようになって来た。
解りやすく言えば、日本アニメの魅力の要と言える、これら映像設計の部分を単価ベースで発注してくるのだ。
しかし日本のアニメ制作では、本来この部分は作品制作全体の予算がある程度まとまった額である事で、単価を安く抑えている。
 それを設計部分のみを発注し、それも買い取り契約と言うのなら、本来の料金の桁は一桁変わるべきである。

 しかし、その交渉ノウハウも契約のたたき台も今の我々は持ち合わせていない。

 そこで私は今年、経済産業省の関係者に協力してもらい、シナリオ同様に絵コンテやデザインの著作権を確保する契約の仕組みを構築したいと考えている。
 なぜならアニメーションにおいての絵コンテは、レイアウトやカメラワークを指示し、ライティングやキャラクターの芝居、カットのフレーム単位の秒数指定まで、フィルム編集がほとんど必要ないレベルまで設計するからである。

 宮崎駿監督を始め、力のあるアニメの監督の多くはシナリオが無くても、漫画家がネーム作業でストーリー設計をするように、絵コンテで直接、映像の設計を行うことが出来る。
 原作漫画や小説をベースにした場合はなおさら、シナリオは要らない。
したがって、シナリオは無くともアニメ映像は作れるが、絵コンテが無くては作品自体が作れないのが現実なのだ。

 その意味で、アニメーションにおいての絵コンテはシナリオ以上に重要であると考える。
 だから、諸外国も優秀な監督が描く絵コンテが欲しいのだ。

 この流れを上手く利用すれば、映像自体の著作権は認められなくとも、その設計図である絵コンテをシナリオ同様に正当な権利物として主張する事が出来るようになる。
 それも行政関係者のお墨付きで、現行法の改正無しに我々は自分の作った作品の設計著作権を手にできる。

 結果的には映像作品に関する二次使用の著作をシナリオ並みには主張出来るはずだ。

 現在、文化庁は、『メディア芸術コンソーシアム構築事業』と言う、ゲーム、漫画、アニメーション、メディアアートの各分野の人材育成を目標とした取り組みを始めている。
 そこには、経済産業省や総務省、内閣知財本部など省庁間をまたいだ連携も行いつつ、次世代の日本のメディア芸術を担う若手クリエーターの育成行おうとしているのだ。
 人材育成に必要な要素、それは新人の生活が成り立つ仕事である事、そして憧れられる具体的な目標がある事。
 その目標として、絵コンテの著作権獲得は大きな意味を持つはずである。

 アニメーターとアニメ演出家の事業者団体であるJAniCAの理事として、私はこの流れを有効に使い、著作権獲得の目標を達成したいと考えている。

 さらに言えば、映像がデジタル化して以降、映像作品の原版・著作権は、制作会社にすら残らなくなっている。

 かつてフィルム時代にはマスターフィルムの管理は制作会社が行っていた。
 劇場用のプリントもテレビ用のテレシネ作業も上映したり、コピーすると画像が劣化したアナログ時代と違い、デジタルのコピーマスターはクライアントである出資企業に納品すると、コピー原版からでも映像は理論的には劣化しなくなったのだ。
 結果的に、劇場公開やテレビの再放送のたびにプリント手数料等で二次的な収益を上げていた制作会社はこの原版の管理手数料が払われなくなっている。

 自社流通を持っている東映動画以外のほとんどのアニメ制作会社は、下請け会社である。
 そのために、監督やライターのコーディネート、各種設定書の作成など、全ての制作作業を行っていても、前文で紹介した理由により現行法で認められているはずの著作権を実質的にビデオメーカー等の出資企業に原版権ごと持っていかれている。

 我々、現場スタッフが実質的にパートナーシップを組む制作現場自体が、著作権を主張できないままジリ貧に喘いでいるのだ。

 景気低迷の中で、コスト削減をしながら何とか作品を作り続けている我々現場としては、作品がヒットした時くらいは正当に印税所得を手に出来る業界ルールを、現場制作会社と手を取り合って、クライアントである出資企業と交渉していきたい。

 弱さを武器に権利の主張だけをしていても、誰もそんな言葉に耳を傾けてはくれない。
 我々の武器はヒット作品を生み出せる経験と知識、そしてプロとしての技術を有している事だ。

 投資家はお金を・・・。
 制作会社は制作環境を・・・。
 そして、我々スタッフは技術と時間を提供する。

 その上で、お客さんが金を払っても観たいと思える映像を作り、作品に関わった全ての人間が、それなりに満足できて、それなりに潤って、それなりに幸せを感じられる・・・そんな環境の整備こそが、著作権獲得につながる遠回りなようで、実は最も現実的な近道だと私は思っている。
6月8日、野田首相が大飯原発の再稼動を明言した。

この会見のあまりのお粗末さに、私はさすがに腹が立った。

野田首相「精神論だけでやれぬ」=福井県同意に期待―大飯再稼働

時事通信 6月10日(日)19時54分配信

 野田佳彦首相は10日の講演で、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)を再稼働する意向を表明したことについて「精神論だけでやっていけるのかというと、やはり国民生活、経済への影響を考えて、万が一ブラックアウト(停電)が起これば、大変な悪影響が出る」と述べ、夏場の電力が不足した場合の国民生活などへの影響を重視したことを強調した。
 首相は「1年前の(東京電力福島第1原発)事故の生々しい記憶が残っている中で、国民は複雑な思いを持っていると思うが、(再稼働の)判断が迫られている時期だった。(世論が)二分している問題について、しっかりと責任を持って結論を出すというのが政治の役割だ。私の責任の下で判断をさせていただいた」と強調。その上で「福井県で所要の手続きが進められることを強く期待したい」と述べ、同県の同意に期待を示した。



文化庁事業をはじめ、行政機関の関係者とも付き合いもあるし、親族に政治家もいるので、今まで思うところが有っても、この問題に関してはあまり過激な事を言う事は控えようと思っていたが、今回の野田発言にはさすがに黙っていられない。

それは多くの日本国民が同様に感じていると思う。
そうであるならば、一人でも多く声に上げた方が良い。
したがって、私も声を大にしてこれからは発言していく事にする。

『現状のままでの原発再稼動はありえない!』
『そして今後、日本は脱原発していくべきである!』
『電気事業法は改正すべきであるし、総括原価方式なんてふざけた電力料金の設定法も廃止し、発送配電の分離と電力の自由化を進めるべきだ!』

そして、野田首相が責任を取るというのであれば、大飯の再稼動の前に、独占企業でありながらこの1年間なんの手立ても打たなかった関西電力と監督官庁の責任者に経営責任と指導責任を問うべきだと感じる。

昨年の福島原発の事故以来、電力会社も、原子力保安院も、原子力安全委員会も、監督官庁も、政府関係者ですら、誰1人責任を取った人間はいない。
野田首相が責任を取るというのであれば、まずは福島事故の責任を関係者にしっかり取らせる事が、再稼動判断の前に遣るべき事だと感じる。

そうでなければ、いったいどう責任を取るのかさえ判らず。
首相の責任と言う発言自体があまりに軽い。

この夏、原発無しでは関西地区が電力不足に陥る事が判っていながら、何一つ有効な手立ても打たず、不良原発の再稼動をなし崩しで進めようとする意図が見え観えの電力会社と政府の遣り方は問題だらけである。

さらに40年を超える美浜原発の運転延長を進めようとしているなど、『ふざけるのも大概にしろ!』と言いたくなる動きを行政府が進めている事に対して、国民は黙っていてはダメだと感じる。

この流れは黙認すべきではない。

私はより多くの国民が、政府に対して抗議行動をとるべきだと考えるので、これから私も具体的な行動を起こしたいと思う。

同じように感じている方は、抗議の電話やメールを総理官邸へ。
〜総理官邸〜

↓サンデーモーニングでこの問題を特集していました。

20120610 大飯再稼動を首相表明 どうなる... 投稿者 PMG5

ゲストコメンテーターの皆さんの意見も聞けます。
ご参考下さい。
鼎談でお世話になった小栗さくらさんが『ひの新選組まつり』でも司会をされるそうです。

私は残念ながら仕事で行けそうにないのですが、5/12(土)と5/13(日)の「パレード」参加者を募集しているようなので、興味のある方は下記のURLをご覧下さい。
http://makoto.shinsenhino.com/archives/fes/120401000000.php

(薄桜鬼/原田左之助の洋装バージョンのコスプレですね)

小栗さくらさんのBLOGでも紹介していらっしゃいます。
http://ameblo.jp/sakurayuki-sakura/entry-11219582056.html
http://ameblo.jp/sakurayuki-sakura/entry-11222150050.html

新選組隊士たちの衣装を着て、日野の町を練り歩く。
新選組ファンにとってはけっこう魅力的なイベントではないでしょうか?

満開の桜の宴

カテゴリ : 
アニメ監督ひねもす日記
執筆 : 
ヤマサキオサム 2012-4-8 23:30
『薄桜鬼』の原作メーカーであるアイディアファクトリーさん主催の『桜の宴』が中野サンプラザで開催されました。



先月横浜でおこなわれたアニメ版のイベントには行けなかったので、今回は満を持してのイベント観賞でした。
横浜では『薄桜鬼』の新プロジェクト発表など、とっても盛り上がったと聞いていましたが、今回のイベントもなかなかに盛況でした。

お昼には中野サンプラザ周辺に3000人のファンの皆さんが集まって、物販待ちの列が長すぎて主催者が警察から注意をされた程の盛況ぶりで、イベント自体もすごい熱気でした。

昨年は大震災の影響でイベント自体が中止になってしまったこともあり、二年ぶりとなる『桜の宴』でしたが、今年は天候にも恵まれ、会場側の中野通りは桜が満開で『イベントタイトルに偽り無し!』という感じでした。

公演終了後、ファンの方に「黎明録や劇場版に期待しています」とのありがたい応援の言葉をいただき、身の引き締まる思いです。

現在、黎明録は最終回のシナリオを詰めている状況。

今回の『薄桜鬼〜黎明録〜』も期待していただいて良いと思います。
土方をはじめとする新選組メンバーもいい感じで活躍していますし、新キャラクターの芹沢鴨や井吹龍之介もしっかりキャラ立ちして、魅力的な作品にまとめられる手ごたえを感じています。

ご期待下さい。

バンダイのプロデューサーに誘われて『宇宙戦艦ヤマト2199』の劇場公開初日に行ってきました。

『地球へ…』でお世話になった出渕さんが監督をなさっている事もあり、本当は出渕さんの舞台挨拶の回に行きたかったのですが『薄桜鬼』のシナリオ打ち合わせが午後から入っていて、時間が合いませんでした。(残念)

しかし、昼一で観た今回の『宇宙戦艦ヤマト2199』は良い出来でした。

出渕さんの他にも、『地球へ…』のキャラクターデザインをやっていただいた結城さんがキャラデザされている事もあり、当初は私も絵コンテなり、演出なりでお手伝いする話も有ったのです。
が、『薄桜鬼』の監督が決まってしまい、とても手伝いできる状況ではなくなってしまいました。

なので、陰ながら応援するしかありません。

『宇宙戦艦ヤマト』がなかったら、きっとこの業界に入っていなかったと思うほど、私たちの世代の多くの業界関係者が『ヤマト』には多大な影響を受けています。

もちろん私もその一人です。

しかしながら『さらば』以降、ヤマトファンはずっとその後のシリーズに裏切られ続けてきた印象があります。

「しかし、今回は違う」そう言って良いと思います。
少なくとも、今公開している第一章は期待を裏切っておりません。
是非劇場で見たいと思わせてくれるクオリティーに仕上がっています。

舞台出演前の出渕さんに挨拶に行ったら『すでに俺はピンチなんだよ〜ォ』とおっしゃっていましたが、本来『ヤマト』は多くのピンチを乗り越えて14万8千光年の旅をし、イスカンダルへ行き、地球へ生還した船です。

今回、第一章で地球を飛び立ったヤマトを艦長として、監督として、無事に地球へ帰還させて欲しいと切に願っております。

個人的にもブルーレイの予約しました。

応援してますので、出渕監督頑張ってください。

そういえば、観賞後にヤマトのチーフメカニカルディレクターをやっているの西井君にも久々に会いました。
「ロートルスタッフで頑張っている」と言っていましたが、まだまた40代じゃないですか・・・。
技術的にも経験的にも一番油の乗っているスタッフが集まっている気がします。


平成のヤマトシリーズをこのまましっかり作ってください。
告知していた日野宿本陣での鼎談に出演いたしました。


(写真左から、宮川清蔵さん、小栗さくらさん、私、井上雅雄さん)
ここは新選組の面々が甲州鎮部隊として甲州へ向かう途中に立ち寄った、新選組ゆかりの地であり、試衛館の道場主であった近藤勇が出稽古に訪れていた、佐藤彦五郎の屋敷で日野道場があった場所です。

薄桜鬼〜碧血録〜の#2でも描きましたが、その建物が今も現存していて一般に公開されています。

その日野宿本陣で近藤勇のご子孫(宮川清蔵さん)と井上源三郎のご子孫(井上雅雄さん)との鼎談に参加できるとは『薄桜鬼』の監督をやってよかったと思える新たな出来事でした。

午前中には宮川さんをはじめ、井上さんたち天然理心流を受けつく『勇武館』の皆さんによる天然理心流の演武が披露され、しっかり映像に押さえさせて頂きましたので、次回作『薄桜鬼〜黎明録〜』では、そのあたりもしっかり映像に反映させていきたいと思っています。

ご期待下さい。

鼎談の内容は司会をしてくださった歴史アイドルの小栗さくらさんのBLOGで詳しく紹介されておりますので、是非↓こちらをご覧下さい。
http://ameblo.jp/sakurayuki-sakura/entry-11203812920.html
http://ameblo.jp/sakurayuki-sakura/entry-11205590684.html

演武と鼎談の間に時間のがあったので、お昼から高幡不動尊に『薄桜鬼』ヒットのお礼参りと次回シリーズのヒット祈願にも行ってきました。

(高幡不動尊の土方像と土方歳三ビール)
このビールなかなか美味しいです。
今月25日(日曜日)に日野市にある『新選組のふるさと歴史館』が行うイベントに『薄桜鬼』の監督として、ゲスト出演します。

トークライブなのですが、ご一緒する出演者はなんと近藤勇さんと井上源三郎さんのご子孫。
そして、歴史アイドルの小栗さくらさん。
トークライブは夜のイベントですが、同日の11時からは近藤さんのご子孫(宮川清蔵さん)による天然理心流の演武が披露されるそうです。

こちらも夏の新シリーズ制作のために、取材に行きたいと思っています。
沖田や土方の太刀筋や構えの基本を直接見る機会など、そうそう有るとは思えないので非常に有難い出演依頼でした。

下記のURLで先行予約を受け付けています。

http://www1.hinocatv.ne.jp/shinsenr/hakuoukitalk.html

トークライブの会場は『薄桜鬼〜碧血録〜#2(シリーズ#14)』で登場した日野宿本陣で行うそうです。
この会場は、新選組ファンなら知ってい人も多いと思いますが、当時の建物がそのまま残されています。
近藤や土方が甲州勝沼の戦いに『甲陽鎮部隊』として江戸を出立したさいに立ち寄った場所です。

したがって、イベント用の会場として建てられた建物ではないため収容人数がそれほど多くありません。

興味のある方は是非お早めにご予約下さい。
文化庁からJAniCAが受託した『若手人材育成プロジェクト〜アニメミライ〜』の作品完成試写発表が、2月23日(木曜日)行われました。

本年度の参加四作品もなかなかにクオリティーの高い仕上がりになっています。
関係者試写でしたので、主催の文化庁と制作スタッフ、協力いただいた各メディア関係者へのお披露目でした。

一般の皆さんには、まず今週末3月10日の札幌での上映会を皮切りに、徳島でも18日〜23日に先行上映が行われます。
東映ティ・ジョイ系列7館でも3月24日から昨年同様、劇場公開します。

大阪では3月5日からMBSと讀賣テレビでの地上放送が行われております。
詳しくは下のURLでチェックしてみてください。

http://animemirai.jp/information/

また、今年の『アニメミライ』は、NHKの番組『MAGネット』が制作開始からドキュメントとして番組取材を行っていて、それが先日放送されました。

ネット検索していたら、下記のページで画像が観れるようです。
番組著作の問題など有りそうなので、すぐに見れなくなる可能性がありますが、番組を見逃した方はご参考までに紹介しておきます。

http://owaraimovielink.blog136.fc2.com/blog-entry-10403.html

蛇足ですが、番組中では『宇宙戦艦ヤマト2199 発進式』のイベントレポートも紹介されていました。
『地球へ…』でお世話になった出渕さんや結城さんがメインスタッフで参加されています。
PVは公式ページやYouTubuでも観れます。

『宇宙戦艦ヤマト』がきっかけでこの業界に入った私としては、今回のリメイクはガチ応援です。

一話は総監督の出渕さん自ら脚本を書かれています。
OPに『エヴァンゲリオン』の監督の庵野さん。
チーフメカニカルディレクターの西井くん。
一話の作画監督はジーベックの高見くん等、実力派の知り合いがたくさん参加していて、完成している映像を観ても、画も音も素晴しく良い出来です。

私は早速Blu-reyをアマゾン予約しました。

4月には劇場公開されるようです。
こちらも是非是非劇場に足を運んで見たいと思っています。
JAniCAが昨年秋から再開した各種の講座と講演会の一環として先月行われた美術監督である小林七郎さんの講座が、朝日新聞に取材され、紹介されました。

仕事で私自身は講座を聞くことが出来ませんでしたが、この記事を読んで七郎さんのお話を直接聞けなかった事を残念に思いました。

日々の仕事に追われて忘れがちな、仕事への基本的な取り組み方や物の見方、考え方を改めて思い出させられる素晴らしい記事でした。

30年もこの業界にいて、最近はすっかりベテラン扱いされていますが、やはり先輩達の話は刺激になります。

特に下記の部分。
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 若者が要領よくやろうとするばかりでマニュアル主義的になった。「ボード(美術監督による、いわばお手本)がないと描けません」と言う。それじゃマネごとの世界。ゼロから何かを作り出すという、私が最もオイシイと思うところに関わろうとしない。多くの人が参加しても一定のレベルが保たれるようにと、ボードというお手本を用意するやり方が広がったんだと思うが、サンプルを基にしてはその枠から出られない。ウチでは「やってみろ」とやらせて互いにいいものを取り込む。そうして完成度を高めていった。安心と慣れごとの中でやっていたらこの仕事は退屈なだけ。そんな流れは排除すべく、闘わなければいけません。

 でも若者は闘わなくなった。陰ではコソコソやっているらしいが、仕事を挟んでガーッとやり合うことをしない。私は頑固でわがままだったから、上でも下でもスタッフ相手に口汚くののしり合うこともやった。相手が正しいと分かれば「負けたよ」。というわけで最近はそんなこともあって、トシだし、いい頃合いだと会社を閉じた。跡継ぎなんて考えられない。一代こっきり。後はみんな、それぞれの城を築いていけばいい。
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たしかに、かつて私が若かった頃の先輩達は七郎さんのような先輩がたくさんいらっしゃった気がします。

最近の若者が闘わなくなったのは、それを受けて立つ先輩たちが減ってしまったからかもしれません。
そういった意味では、私たちの世代の責任も大きいのかもしれません。

そんな事を考えさせられるお話でした。
なんにしても、刺激的な良い記事です。

是非、ご覧下さい。
原発反対デモに参加してきた。

3月11日以降、日本は変った。
東日本の広大な地域が放射性物質で汚染され、原発事故がもたらす甚大な被害が地震や津波以上に深刻な問題をもたらす事を日本人に思い知らせた。

日本国の財政赤字、年金を始めとする社会保障問題、そして原発による核廃棄物の処理問題。

いい年した大人が、それら全ての利益だけを我が物とし、負の部分は全て次世代に押し付けようとしている今の日本の社会の歪さや如何わしさを2011年は改めて再認識させた年だったと思う。

このままで良いはずが無い。

我々はこれからの生き方を真剣に考えるべきだ。
心ある人間ならば、今は正解がわからずとも悩みながらでも正しいと思う方へ向かう努力をしていきたい。