■井上俊之のブログ - これから

これから

カテゴリ : 
井上俊之のブログ
執筆 : 
井上俊之 2011-1-28 1:26
「ジャニカの基本はボランティア」などと前代表がおっしゃっていますが、そんなことを言われては困ります。後に続く者がいなくなってしまいます。
実際我々は3年間ほとんどボランティアでやってきました。が、それは単に現在のジャニカの会費を主とする収入では我々の報酬が出せないからであって、それが「基本」だからではありません。(事務、経理の方には少ないですが幾らかお支払いしています)もちろん私がジャニカに関わっているのは、報酬が欲しいからではありませんし、他の皆さんも同様だろうと思います。
ですが、無報酬でやるはあまりに負担が大きい方もいて、会費増収はこれから後に続く方々にとっても切実な課題です。
現在有料正会員はたった90名にも満たない状況です。是非有料正会員になってジャニカを支えて下さい。

3年前私がジャニカに参加し始めた頃の状況はと言えば、組織を立ち上げたものの、アニメーターの経済的環境の改善に具体的な方策を打ち出せないでいました。そこへ同時期に参加するようになった桶田さん達が具体的かつ現実的な方向性を示してくれました。アニメーターが実際どのくらいの経済環境にあるのか、そのデータを我々自身が把握出来ていませんでした。そこで大規模なアンケートを行う事を提案され、基礎データを収集してそれを解析することにより「アニメーター労働白書2009」の形にまとめる事が出来ました。そのデータは今後行政などに訴えて行く際大変説得力を持つものになるでしょう。これなどはほんの一例にすぎません。色々な局面で桶田さん達が、提案され尽力する事により、この3年間ジャニカはゆっくりですが実績を積んできました。そうした結果が今回の文化庁事業の受託にも繋がっている事は確かな事だと思います。
そのことを一部の人らが「外部の人間がジャニカを牛耳っている」「我々は利用された」「彼らは我々を裏切った」などと批判することに心から幻滅します。その被害者意識,偏狭な物の見方はいったいどこから来るのでしょう。
怒りを通り越し同情すら覚えます。


この事業受託で一つの目的が達成されたかのように言う人がいたり、こんな単年度の事業で業界に幾らか良い予算をばらまいても環境が改善されたことにはならないと言う人がいます。どちらも的外れで近視眼的な意見です。
この文化庁事業受託は何らかの目的を達成した事を意味するのではなく、ジャニカが対外的に発言力を増して行く為の一過程に過ぎません。むしろこれからが正念場なのです。組織力を上げ、発言力を強めて、やっと設立の目的であるアニメーターの労働環境改善の交渉が出来るようになるのではないでしょうか。新人が自活出来るくらいの収入を得られるようにする事、勤勉に働いているアニメーターが生活に困らない事、長年功績の有ったベテラン、大ベテランが大事にされる業界になること。いずれも簡単な事ではありません。このまま何もしないでいては改善されないのは間違いない事でしょう。内輪もめなどしている場合ではないのです。

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