『美術解剖学講座』開催のお知らせ

 『美術解剖学講座』とは、表から観察するだけでは的確に捉えることが 難しい体表の起伏や構造を、解剖学的観点から認識することで仕事に 役立てることを企図しています。

 人体の仕組みを理解することで「動き」に対しての迷いや曖昧さが減り、 こうした基礎を押さえることで、アニメーション表現の特徴である 「誇張」や「飛躍」といった部分も、より説得力を持って描くことが 可能になるのではないかと思います。

 本講座では、体表の形状に最も直接的に影響を与える骨格と筋肉を 講義の主題として取り上げ、理解を深めます。

・アニメーターが必要とする基礎的な人体の形態や構造に関する知識
・骨格や筋肉が体表の形状をどのように形成するか
・どのような仕組みで運動や動作を引き起こすか
・運動や動作とともに人体の外形がどのように変化するか
・「自然の人体」と「表現された人体」との間にどのような差異があるのか など

■開催日■
全6回開催

第1回 09/28(日) 体幹の骨格。脊柱や胸郭などが人体構造の基本であることを学ぶ。
第2回 10/19(日) 上肢・下肢の骨格。いわゆる手と足の骨格について、人体ならではの特徴を学ぶ。
第3回 11/16(日) 頭部の骨格。頭蓋骨について、顔のベースとなっている骨について学ぶ。
第4回 12/21(日) 01/18(日) 体幹の筋肉。胸や腹、背中の筋肉の形について学ぶ。
第5回 01/18(日) 02/15(日) 上肢・下肢の筋肉。腕や指、足がなぜ動くのか、その筋肉について。
第6回 02/15(日) 03/15(日) 顔の筋肉。表情は、生み出す顔の筋肉について、さらに首の筋肉について学ぶ。

(8/8追記)各回 午後1:30〜4:30 開講
(10/22追記)12月以降のスケジュール変更

■場所■
三鷹産業プラザ
東京都三鷹市下連雀3-38-4
TEL :0422-40-9911
※詳細:http://www.mitaka.ne.jp/plaza/
 電車:三鷹駅南口より徒歩7分(JR中央線・総武線)徒歩8分
※有料駐車場がありますが、台数が限られております。
 公共交通機関でお越し下さい。

■講師■
布施 英利 氏
(経歴はこちら)

■受講料■
各回毎:
有料会員:1,000円
無料正会員:2,000円
一般:3,000円

全6回:
有料会員:5,000円
無料正会員:10,000円
一般:15,000円
※全6回聴講を希望される場合、受講料は前払い(振込)となります。
※振込手数料はご自身にて負担ください。

■参加資格■
どなたでも聴講いただくことが可能です。

■申込方法■
こちらの「登録フォーム」 より申込みをお願いいたします。

■定員■
50名
※応募者多数の場合には、全6回通して聴講される方を優先いたします。

■企画・担当者■
本間 晃 (JAniCA理事)
※お問い合わせはpostmaster@janica.jpまで

■講師紹介■
「布施 英利(ふせ ひでと)」氏
1960 群馬県藤岡市生まれ
1984 東京芸術大学美術学部芸術学科卒業
1989 同大学院美術研究科博士課程(芸術学研究領域・美術解剖学専攻)修了、学術博士。
    博士論文「人体解剖図譜の研究 視知覚像と視知覚形式」
1990 東京大学医学部助手(解剖学)
1995 作家として独立
2007 東京芸術大学准教授
出版した著作数は、約40冊。
芸術と科学の交差する、美術の理論を研究している。

(04/04 追加)
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