●「もっとパースを深く知りたい人のための透視図法講座(第2回)」アフターレポート

 晴れたけど、ぐっと寒くなった1月22日の日曜日、 三鷹産業プラザで『もっと深くパースが知りたい人のための透視図法講座』が開催されました。
写真1
今回も三鷹産業プラザにお世話になりました。
駅近で設備も整っていていつも助かっています。

写真2
今回は梅の間でした。
去年は講座名が省略されていましたが、今回はほとんど記載されていました。

写真3
湯浅先生から今回配布される資料の準備です。
今回も濃い内容の資料を、すべて手描きで御用意頂きました。 これだけでも大変だったと思います。

写真4
時刻が来て講座が始まります。
欠席された方が少なく、出席率の高い講座になりました。
今回受講されたのはアニメーターの方、漫画家の方、学生さん等々でした。

写真5
上面図、正面図、側面図が描かれていて、足線法を使って説明していきます。

写真6
一点透視、二点透視、三点透視の見え方の違いの解説です。
さらにプラ板を使って透視図法の解説がなされました。

写真7
今回は書画カメラとプロジェクターを用いて解説が進みました。
その場で描かれたものも投影して解説していきます。

写真8
これは一点透視と魚眼表現の違いの説明です。
パースにおける歪みが何かという事が解説されました。

写真9
休憩時間にも質問への回答・解説をしていただきました。

写真10
これは今回の講座の肝になる、
絵の隅に長さで角度を設定する目盛りのついた小さな正方形を描いて立方体の奥行きを出す方法です。
中々難しい内容のため、私も改めて復習しています。

写真11
さらに楕円の解説、それを使って立方体を回転させる方法が解説されました。
これも講座の重要ポイントです。


時間的にややオーバーしての、濃い内容の講座になりました。
皆さん、そして湯浅先生、お疲れ様でした!


アンケートで寄せられた感想(抜粋)
・理論だけではなく、人物を使用したものの見方(描き方)など、大変分かりやすかったです。ツイッターフォローさせていただきます。
・階段の例、実用性のある例の説明がよかったです。仕事に使えるテクニックの得した感がありますが、最後の角度の描き方はわかりませんでした。アニメ業界に使うパースの知識・実用性だけを重視すればいいものでしょうか。
・本とかビデオの販売希望です。
・透視図法の基本的なことを知らなかったのがわかりました!  ユアッサーの法則も少し分かった気がします。下敷きや階段の図の説明がとてもわかりやすかったです。ありがとうございました!
・とにかく速くてついていけなかった。休憩が遅くて集中力はもたなかった。申し込みの段階で、必要な筆記用具を書いておいて欲しかった。
・少し難しかったです。部分部分理解できない所はありました。階段の描き方が曖昧なままになっていたので、教えて頂けて良かったです。
・具体的でとても興味を持てました! とても面白かったです。 最後の方が駆け足で少し難しかったのですが、もう少し長く聞いていきたかったです。
・ツイッターでいつも参考にしながら独学していたので、学んできたことの復習になり頭の整理をすることができました。
・今まで迷っていた部分が解消されて良かったですが、とても難しかったので、さらに迷いました。受講できてよかったです。
・描こうとする対象との間にガラスを挟んでいるという考え方をしたことがなかったので、それを意識するだけでだいぶ理解がしやすくなりました。
・もっとパースに踏み込んだ内容だと思っていたので、基礎的な内容で少し拍子抜けはしました。が、改めて確認できたり、そういえばそうだよな、といったことが学べたので良かったと思います。最後の方やはり駆け足すぎてちょっと置いてかれ気味でした。それと内容に集中するためにマイクなんかをつけてしゃべっていただけるとありがたいです。
・階段のパースや、回転のさせ方が難しかったですが、自分のわからないところがわかってよかったです。

※その他、アニメ業界、JAniCAに求めるご意見(抜粋)
・新しく仕事を始める子たちが、変な会社に入らないようにして欲しい。
・各社レイアウト用紙の枠の位置、一緒になってほしい。


☆参加 無料正会員:7名 一般(アニメーター):2名 一般(その他):7名

文責 笹木信作